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水泳のアンビリバボーな話

第28話

○先輩

私がピカピカの1年生で始めて高校の練習に参加したときの体験です。

当時の私のタイムというと高校レベルでは全くと言っていいほど、通用しないレベルでした。 そんなとこで早速練習が始まり、練習量もサークルの速さも今までとは世界が違う練習でアップの時点で挫折しそうな感じでキックの時もプルの時も「もう無理!」とず~っと思っていました。

しかし、先輩方は当たり前のように練習をこなして行くので、いくら新入りでもサークルオーバーはできない状態です。 そんなこんだでオールMAXの状態でメイン練習にようやく辿り着き先輩方はやる気満々で私というと既に酸欠状態でどんな練習だったかもハッキリは覚えておりません。

多分、100×20本ディセンディングだった思うのですが・・・

当時先輩で200・400自由形とっても速い人がいて日本選手権でも決勝に残るような方だったので何秒くらいで泳ぐのかとても気になっていたのです。 しかし、その人は泳いでいる姿からは想像できないほど「速そうな人」に見えないのです。 そしてディセンディングの1本目がスタート、私なんかはラスト1本でアピールしようと力温存ペースです。

だが、その先輩は違いました。マネージャーの読み上げたタイムは「○○さん 1分00秒・・」信じれませんでした。 1本目でそのタイム!しかもその先輩はめっちゃ速いのに一番後ろから泳ぐのです。いくら後の方が楽でも次元の違うタイムにびっくりです。 そして2・3・4・5本目とタイムを上げ6本目には55秒くらいになっていたでしょうか?次元の違う速さにびっくりしたのを憶えています。

このままで行けばパーキンスにもかてるのじゃないか?(パーキンス時代の話です)と思いましたが、さすがにそれは無く。 8本目くらいから急に失速しサークルギリギリでした。

でも先輩それって練習内容無視してませんか?って感じでしたけどすごくインパクトがあった事を憶えています。

しかし、泳いでいるときと普段のキャラとの違いに驚かせられました。本当に速そうに見えないのです!
そんな先輩ですが今、泳いでもやっぱり速いです。