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水泳のアンビリバボーな話

第32話

先輩から聞いた先輩の話ですが・・・

私の在籍していた大学は水泳部員ほとんどが1年~4年まで一緒に寮生活をしております。
下級生と上級生が一緒に生活すると当然下級生時代には苦労が耐えません。
しかし、体育会系では当然の上下関係と決め込んでそれなりに毎日を楽しんでいました。

そんな生活の中である先輩から昔に在籍していた伝説の先輩の話をしてもらいすごく面白かったのを思い出したので 皆さんに聞いて頂きたく書いて見ました。

まず一つは、その先輩(以後HK)公衆電話で電話していた時の話です。
HKさんが電話しながら自然とタバコを吸っていたそうなんですが、その時タバコをポイ捨てをするのに指で弾いて投げたのです。
すると見事!なんとタバコが体操選手のように見事な着地で立ったらしいのです。
それを皆に知らせようと必死でHKさんが説明したのですが誰も信じてくれなかったそうです。
私もその話を聞いてやっぱり信じれませんでした。

そしてもう一つは、綿棒にまつわる話ですが水泳選手なら皆が愛用したものでしょう。
HKさんが部屋で綿棒と戯れている時に事件は起きたのです!
我々の寮は、着信用の電話が各階の一箇所に集約されているので1年生の電話当番が電話を取りに走り先輩を呼びに来ると言うシステムでした。
その時にHKさんに電話がかかってきたので1年生がHKさんの部屋に走ってきました。
「失礼します。HKさん、○○様より何番にお電話です。」
と声をかけ、HKさんは綿棒天国から現実に戻され電話へ向かっていきました。
そして、耳に受話器を傾けた瞬間、寮内に「ぎゃぁ~~~」と大声が響き渡りHKさんがその場にうずくまってしまったのです。
なんと、耳に綿棒を刺したまま電話の受話器を耳にあててしまい、綿棒が耳の奥深くにめり込んでしまったのです。
想像しただけでも鳥肌級の痛みですが、よっぽど刺さった角度が良かったのかHKさんは自力で綿棒を抜き取ったのです。
しかし、一歩間違えれば大事件ですよね。
でも、先輩から聞かされたときは腹を抱えて笑ってしまいました。
どこにでもありそうでない話です。