私が心に残る名レースを話したいと思います。
それは、1999年の日本選手権(辰巳国際プール)にて
女子200m自由形決勝に、カンバックした千葉すず選手のレースです。
引退し、そして、復帰後の大レースでした。
スタートしてから、泳ぎは重たいように感じた・・・。
50mを過ぎ、100mが過ぎ、そして、150mのターンも、トップを泳ぐのは、「山野井選手」だった。
ここまま2位で終わるか?最悪2位以下か?と思っていた私の目が、すずさんに注目した!
150mターン後、今までのすずさんとは、違った泳ぎなった。何かが違う、変わったのであった。
ターン後、キックが強烈に!そして、大きい泳ぎは、それはそれはすごく大きな泳ぎになった・・・。
みるみるうちに、山野井選手を抜き、トップにたった!
そして、そのままゴールイン
1分58秒78(日本新記録)。
そして、すずさんのガッツボーズ!
鳥肌が立ちました。
あのすずさんが、自分の胸の前にする「ガッツポーズ」と「後半の追い上げ」は
今も、忘れることはない。
私は、本当の強さを知りました・・・。
ray