2023年4月6日(木曜日)15時32分 配信
◆競泳 ▽日本選手権 第2日(5日、東京アクアティクスセンター)
女子100メートル平泳ぎ決勝が行われ、青木玲緒樹(ミズノ)が1分5秒89で優勝した。7月の世界選手権(福岡)の派遣標準記録(1分6秒79)も突破し、代表入り。「内定をいただけてホッとしています。予選で思うような泳ぎができなかったけど、決勝前のアップが結構良かったので、前半からしっかりいけた。後半ちょっと浮いてしまったけど、5秒台が出たので良かった」と安どの笑みを浮かべた。
大会5日前には想像できない結果だった。練習でスピードが上がらず、平井伯昌コーチにも叱責され、大号泣。合宿所で「荷物をまとめて帰ろうと思った」と明かした。だが「このままじゃまずい。いったん冷静になろう」と思いとどまると、平井コーチやウエートトレーニングの指導員に落ち着いて助言を求め、この大会に合わせてきた。
1分5秒台は自身3度目の好タイムだった。「まさか5日後、笑っていられる結果になるとは」と喜びもひとしお。世界選手権に向けて「5秒台が出たとはいえ、もうちょっと記録を上げないと戦えない。今回スピードが不安だった部分ではあったので、そこを不安なく臨めれば記録も上がってくると思う。世界選手権に向けてしっかり詰めていきたい」と決意を語った。
スポーツ報知より