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瀬戸が3冠 米武者修行プラン示す 国際リーグで感じた「レベルの差

2021年10月18日(月曜日)09時28分 配信

◇競泳日本短水路 選手権最終日(2021年10月17日 東京辰巳国際水泳場)
25メートルプールで争い、瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が男子200メートル個人メドレー決勝を1分52秒93で制した。男子200メートル平泳ぎ決勝は1番でフィニッシュも泳法違反で失格。後味の悪い結末となったが、前日には100メートル、400メートル個人メドレーで優勝しており、3冠で大会を終えた。レース後には今後の強化計画に言及し、来年5月の世界選手権福岡大会に向けて米国で武者修行する方針を示した。
タフで強い姿を取り戻しつつある。瀬戸は男子200メートル個人メドレーを2位に1秒73差で快勝した。続く200メートル平泳ぎは本命種目ではないが、東京五輪代表の武良、佐藤らを抑えて1番でフィニッシュ。泳法違反で失格となり「びっくりしました。何がいけなかったのかはよく分からない」と首をひねったが「2日間で5種目10レースをこなせたのは良かった。レースでの刺激は身になる」と手応えを強調した。
レース後には今後の強化計画に言及。来年5月の世界選手権福岡大会の出場権を懸けた同3月の代表選考会までの大半の期間を米国で過ごす方針を示した。W杯ドーハ大会(21~23日)、W杯カザン(28~30日)に出場し帰国せずに米国入り。ジョージア、ミシガン、コロラドなどを転々とし海外の名コーチの下で泳ぎを磨く。12月中旬の世界短水路選手権(UAE)を経て一時帰国。年末年始は日本で過ごし、再び渡米する方向で調整している。
8月下旬から9月末にナポリで開催された国際リーグに出場。海外勢の練習強度の高さを実感し「レベルの差を感じた。自分的には環境がコロコロ変わった方が飽きない。一瞬一瞬全力でやっていくのがスタイル。先を見ずに本能でやる方が自分っぽいし強くなれる」と武者修行を決めた。成果を得られれば、24年パリに向けても日米を行き来する生活を継続する方針だ。メダルなしに終わった東京五輪からの巻き返しを期して、新たな挑戦を始める。

スポニチアネックスより

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