2021年8月31日(火曜日)08時28分 配信
「東京パラリンピック・競泳」(30日、東京アクアティクスセンター)
競泳は男子200メートル自由形(運動機能障害S4)で鈴木孝幸(34)=ゴールドウイン=が銀メダルを獲得した。100メートルの金、50メートル平泳ぎと150メートル個人メドレーの銅と合わせて今大会4個目のメダル。
自国開催の大舞台で、鈴木が快進撃を続けている。四つ目のメダルは今大会初の銀。「今大会取ったことのない色だったのでとてもうれしい」。自己ベストからは約2秒遅れ、タイムが表示されている電光掲示板をなんとも言えない表情で見つめたが、「メダルを取れたことの方が大きい」と、それ以上に達成感があった。
「出場5種目メダル」の目標を掲げて臨んだ大舞台で、すでに金メダル一つ、銅メダル二つを獲得しており、この日で3色全てをコンプリート。「狙って取れるものじゃないので、全部そろったのはたまたま。この幸運をありがたく頂戴したい」と謙虚に喜んだ。
今大会は日本競泳チームの主将として臨んでいる。メダルラッシュの先頭に立つ鈴木に対して、上垣匠監督は「キャプテンでもあるので、有言実行という部分で、自分自身の競技の結果で周りに示してくれている姿勢は大きい」と評価する。
4種目を終え、残すは9月2日の50メートル自由形のみとなった。「常に良い色を目指しているので、金メダルを目指したい」。出場5種目メダルの目標達成を、最後は金で飾れるか。
デイリーより