2020年10月26日(月曜日)09時42分 配信
来夏の東京五輪・パラリンピックの水泳会場となる東京アクアティクスセンターの完成披露式典が24日、開催された。選手によるデモンストレーションも実施され、白血病から復帰した競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が登場。小池百合子都知事がスターターを務めた200メートルメドレーリレーで最後の自由形を泳いだ。
池江は24年パリ五輪を目標に掲げ、完全復活への階段を歩み始めている。式典後にマネジメント会社を通してコメントを発表。「会場に着いてプールを見た時、“来年はここでオリンピックが開催されるんだな”という実感が湧いてきました。アスリートの代表、そして東京都の代表としても今日の式典に参加させていただき良い経験になりました。3メートルの深さは凄く泳ぎやすくて素晴らしい環境だなと思いました!」と新プールを絶賛した。
小池都知事は「池江さんの元気な姿、元気な泳ぎを見てこちらも元気を頂いた」と感謝した。会場は都が567億円を投じて整備。今年2月に完成したが、コロナ禍で式典が延期されていた。壁や床を動かして全長や水深を変えられるメインプールのほか、飛び込み台なども備えられている。12月に予定されている競泳の日本選手権がこけら落としになる見通しだ。
スポニチアネックスより