2020年6月27日(土曜日)09時53分 配信
競泳で五輪2大会連続2冠の北島康介氏(37)が、東京都水泳協会の会長に就任した。26日、都内で評議員会、臨時理事会が開催されて、副会長だった北島氏が会長に、会長だった上野広治氏は副会長として北島会長を支える。任期2年。
北島会長は「長い歴史と輝かしい実績を誇る東京都水泳協会の会長に就任することとなり、改めて身の引き締まる思いです。水泳のさらなる発展と振興のため、諸先輩が築いてこられた伝統を継承しつつ、新しい時代のスポーツの価値を創造していきたいと思います。競技としての発展はもちろん、生涯スポーツである水泳を多くの皆様に楽しんで頂けるよう、精いっぱい努力してまいりますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます」とコメントした。
北島会長は、18年年6月に同協会の副会長に就任していた。毎冬の「北島康介杯」では、国内では異例の賞金制度を導入するなど、新しい試みにチャレンジしている。同協会の関係者は「今後は五輪も含めて、スポーツのあり方が変化していく。新しいスポーツの価値を創造するために、新会長が経験したことを生かして、新しい水泳界をつくってほしい」と期待した。
日刊スポーツより