2020年1月22日(水曜日)15時58分 配信
競泳男子200メートル平泳ぎで昨年の世界選手権銅メダルの渡辺一平(22=トヨタ自動車)が22日、埼玉県所沢市内で練習を公開した。18~19日に行われた国際水連のチャンピオンズシリーズ(CS)第2戦の中国・北京大会では、200メートル平泳ぎを2分8秒40で制し「地力が上がっていると思えたレースでした」とニコリ。五輪イヤー初戦のレースで、自らの成長に手応えを感じている様子だった。
同大会では、個人メドレー2種目で東京五輪代表に決まっている瀬戸大也(25=ANA)が200メートルバタフライで日本記録を更新。瀬戸が記録を叩き出したレース中、渡辺はアップ中だった。「サブプールがすごく沸いていて、どよめいた。誰だろうなって思っていたら、大也さんが映像に映っていて…速いとは予想していたけど、タイム(1分52秒53)を聞いたときには“何を言ってたんだろう”って思いました」。驚異的な記録に度肝を抜かれたが「好調を維持されているんだなって感じる。やっぱり負けてられない、という気持ちはあります」と心の炎をさらに燃え上がらせた。
次戦は北島康介杯(24~26日開幕、東京辰巳総合水泳場)。得意の200メートル平泳ぎは、東京五輪代表選考会となる4月の日本選手権前最後のレースと決めている。「気合いが入っている。いいパフォーマンスをしたい」と意気込んだ。
スポニチアネックスより