2019年12月10日(火曜日)09時25分 配信
ロシア代表が一定期間にわたり、主要な国際大会からの締め出しを食らった。イギリス『BBC』が報じている。
ロシアは国家ぐるみでドーピング検査時のデータを改ざんしたり、削除した疑い。世界アンチドーピング機構(WADA)は9日、そのロシアに対して、今後4年間にわたり、オリンピックや、パラリンピック、ワールドカップ(W杯)を含む主要国際大会の出場禁止処分を決定した。
これにより、ロシアは2020年の東京オリンピック、パラリンピックをはじめ、2022年のカタールW杯に国としての参加が不可に。ドーピング疑惑の潔白を証明した選手は個人資格で参加可能だが、その際も2018年の平昌冬季オリンピック時と同様、国旗や国歌は禁じられている。
一方、来年に開幕が迫るユーロ2020は、ロシアも問題なく参加可能。主催する欧州サッカー連盟(UEFA)がWADAの「主要国際組織」に含まれていないため、今回の処分に当てはまらないからだという。