2019年11月11日(月曜日)17時44分 配信
競泳・日本社会人選手権最終日(10日、静岡県富士水泳場)男子200メートル個人メドレー予選で、2016年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(25)=ブリヂストン=が、1分58秒73をマーク。日本代表合宿参加などの条件となる1分59秒23を年内ラストチャンスで突破し、来年4月の東京五輪代表選考会となる日本選手権へ一歩前進した。
午前10時過ぎスタートの予選から飛ばし、萩野が最低目標の基準タイムをクリア。休養を経て8月に試合に復帰以降、日本水連の定める対象大会2大会で同タイムを突破できなかったが、年内ラストチャンスで壁を破り、国立スポーツ科学センターの利用や日本代表合宿の参加が可能となった。
「五輪も朝決勝ですし、朝からできなきゃ意味ないなと。実際ホッとしてますね」
10月末の短水路日本選手権後に右肩に痛みを感じた。十分な練習が積めず決勝で1分59秒23とタイムを落としたが、東京五輪へ一歩前進したのは確か。「このタイムで言っているのはおかしいかもしれないけど、五輪の決勝ではそのぐらいのタイム(世界記録の1分54秒00)を出さないと勝てない」と夏の祭典を見据える萩野。まずは今月21日開幕の東京都オープン(辰巳)でさらなる記録更新に挑む。