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瀬戸 代役で五輪枠ゲット!800リレー江原負傷欠場に男気参戦

2019年7月27日(土曜日)11時08分 配信

男子800メートルリレー予選で、日本(高橋、松元、吉田、瀬戸)は7分9秒23で9位となった。上位8チームによる決勝進出は逃したが、12チームに与えられる東京五輪出場枠を獲得。個人種目で既に金、銀の2つのメダルを獲得している瀬戸大也(25=ANA)が、左肩痛で欠場した江原騎士(25=自衛隊)に代わり緊急出場。28日に本命種目400メートル個人メドレーを控える過密日程の中、男気ある決断でチームに貢献した。

棒のように重い足を懸命に動かした。男子800メートルリレーの予選3組。アンカーの瀬戸は4番手で引き継ぎ、5位でフィニッシュした。全体では7位タイの英国、ドイツに0秒78及ばず9位。決勝進出は逃したが、最低限の五輪出場枠は確保し「疲れもあり後半はかなり足がしんどかった。五輪出場が最低目標だったので良しとしたい」と振り返った。

第1泳者で出場だった江原が23日に左肩痛を発症。出場を志願したが、チームは12位以内確保と江原の今後の競技人生を考えて欠場させることを決定した。25日夕方に全選手、スタッフを集めた緊急ミーティングを実施。瀬戸は江原の欠場を伝えられ、代役出場を要請された。

瀬戸は24日に200メートルバタフライで銀、25日の200メートル個人メドレーで金メダルを獲得。28日には本命種目400メートル個人メドレーを控える。この日は貴重な調整日でレースが実施された午前は睡眠に充てる予定だったが、出場を快諾。13年バルセロナ大会、15年カザン大会で800メートルリレー出場後の400メートル個人メドレーで優勝しており「ジンクス的には良い」と笑った。

チームは瀬戸をアンカーにするため泳順の組み替えを実施。最終泳者から第1泳者に回った高橋は「瀬戸君に負担をかけないために余裕を持った位置でアンカーにつなげたかったが、役割を果たせなかった」と頭を下げた。一方の瀬戸は「朝からパリッと泳げたことは(血液が)循環したとポジティブに考えられる」と強調。超絶ポジティブに目の前のレースに全力を注ぐ。それが瀬戸の流儀だ。

スポニチアネックスより

 

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