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瀬戸、男子200個混で金!競泳陣で五輪確定第1号「イェーイ!やったー。もう最高」

2019年7月26日(金曜日)08時33分 配信

水泳・世界選手権(25日、韓国・光州)競泳男子200メートル個人メドレー決勝で、瀬戸大也(25)=ANA=が1分56秒14で金メダルを獲得。日本水連が定めた選考基準を満たし、来年の東京五輪代表に内定した。競泳の日本代表第1号。日本勢がこの種目を制したのは、五輪と世界選手権を通じて初めて。瀬戸の世界選手権制覇は2013、15年の400メートル個人メドレーに続いて3個目で、北島康介とともに日本最多で並んだ。今大会では200メートルバタフライの銀に続く2つ目のメダルとなった。

両人さし指を突き上げ、瀬戸が王者の余韻に浸った。世界の舞台で表彰台に上がったことのなかった男子200メートル個人メドレーで金メダル。競泳第1号となる東京五輪代表を下馬評は高くなかったこの種目で決めた。
「イェーイ。やったー。もう最高ですね。積極的に前半から行くことは決めていた。そして、後半ビビらずに行けたところが勝因です。正直狙っていた」
スタートから攻めた。得意のバタフライを2番手で背泳ぎに入ると、グングン加速してトップに立った。平泳ぎを終えた時点で2位デプランシェ(スイス)との差を0秒21に広げ、ラスト50メートルは無我夢中で水をかいた。今年4月の日本選手権で4年ぶりにマークした自己ベストを0秒55縮め、頂点に立った。
2016年リオデジャネイロ五輪。400メートル個人メドレーで銅メダルに終わり、失意に暮れた。しかし、下を向いていたのは24時間だけ。当時交際していた元飛び込み日本代表の優佳さん(24)に「見とけよ。(東京五輪では金メダルを)絶対取るから」とLINEで連絡した。

17年5月に結婚。「家族のために」とレースの度に口にしていた瀬戸だが、生活のために守りに入っている自分に気がついた。「俺が欲しいのは金メダル」。幼稚園のころから夢に掲げた目標だ。“美談”を封印。自分の目標を達成するためだけに、疲れた状態でスピードを出す辛い耐乳酸トレーニングに挑んだ。今大会、妻と1歳の長女は自宅のテレビで見守った。
1分56秒14は萩野公介(ブリヂストン)の日本記録に1秒07も及ばない。それでも、ライバルも立ったことのない種目での世界一は価値がある。
28日には400メートル個人メドレーが控える。「気持ちを切り替えて、400でも淡々と狙っていきたい」。大本命の大会最終日も、代表内定をもぎ取る。

サンケイスポーツより

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