2019年7月10日(水曜日)17時33分 配信
韓国で初めて開催される世界水泳選手権が、南西部の光州などで12日に開幕する。
世界各国から過去最大規模の選手団が出場する今大会の開会式は、12日午後8時20分から光州女子大ユニバーシアード体育館で開催される。
1973年から始まった世界水泳選手権は、今年で18回目を迎える。韓国での開催は今回が初めて。アジアでは日本・福岡(2001年)、中国・上海(11年)に続き3回目の開催となる。
大会は12日から28日までの17日間、光州広域市と全羅南道・麗水一帯で行われ、6競技、76種目で熱戦が繰り広げられる。
「平和の波の中へ」(Dive into PEACE)をスローガンに開かれる今大会は、開幕を約1年後に控えた東京五輪の前哨戦と位置づけられ、世界のスター選手が多数出場する。
大会組織委員会は3日に出場選手のエントリーを締め切り、194カ国・地域から2639人がエントリーした。これは15年のロシア・カザン大会の184カ国・地域(2413人)、17年のハンガリー・ブダペスト大会の177カ国・地域(2303人)を超え、過去最大規模となる。
開催国の韓国からも過去最大規模の選手団が参加し、競泳29人(男子14人、女子15人)、飛び込み8人(男女各4人)、水球26人(男女各13人)、アーティスティックスイミング11人(女子)、オープンウオータースイミング8人(男女各4人)の計82人が出場する。
今大会には、13年のスペイン・バルセロナからの3大会で最優秀選手(MVP)に選ばれた選手が全員出場する。
競泳の米国代表はケイレブ・ドレセル、ケイティ・レデッキー、リリー・キングなど、五輪金メダリストだけでも18人が出場する。
13年と15年の大会でMVPに輝いた中国の孫楊は、男子400メートル自由形で初の4連覇に挑戦する。
ブダペスト大会の女子MVP、サラ・ショーストレム(スウェーデン)、「鉄の女」と呼ばれるカティンカ・ホッスー(ハンガリー)の力泳も見どころだ。
韓国人唯一の国際大会金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン)は今大会に出場しないが、昨年のジャカルタ・アジア大会の女子200メートル個人メドレーで大会新記録を出して優勝したキム・ソヨンらに期待がかかる。キムは今大会で200メートルと400メートル個人メドレーに出場し、韓国女子選手初の国際大会でのメダル獲得を狙う。
女子100メートル背泳ぎの韓国記録保持者、イム・ダソルは50メートル、100メートル、200メートル背泳ぎに出場する。
16年のブラジル・リオ五輪の男子飛び込みで韓国選手として初めて決勝に進出したウ・ハラムは、飛び込みの個人戦全種目に出場する。
一方、8月5日から18日までの14日間には、世界の水泳愛好家らが集まるマスターズ大会が開催される。
マスターズ大会は偶数年に行われていたが、前々回のカザン大会から世界水泳と統合され、同じ場所で開催されている。
ソウル聯合ニュースより