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砂間、初の世界選手権代表切符に笑顔 競泳日本選手権・男子200背泳ぎ

2019年4月8日(月曜日)09時32分 配信

世界選手権(7月・韓国)代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第6日は7日、東京辰巳国際水泳場で男女の決勝5種目などが行われ、男子200メートル背泳ぎはロンドン五輪銀メダルの入江陵介(イトマン東進)が1分55秒79で2年連続12回目の優勝、砂間敬太(同)が2位に入りともに代表入りした。

入江の背中を追い続けてきた23歳の砂間があと一歩のところまで追いつめた。初の世界選手権代表切符に笑顔を見せながらも、「率直に悔しい」と唇をかみしめた。

「体が(興奮して)勝手に動いていった」とスタートから飛び出し、レースを引っ張った。テンポの良いストローク(腕のかき)を刻み勢いに乗る。理想とする56秒台で前半100メートルをトップで折り返し、「(自分が)前に出ている」と2コース隣を泳ぐ入江の位置を確認。体半分ほどのリードで得意の後半に持ち込んだが、第一人者のテンポが上がり、残り15メートルでかわされた。

打倒・入江に燃えていた。自らの前に幾度となく大きく立ちはだかり、「平成最後の日本選手権で勝つ」と他の種目を棄権してまでこの種目に懸けていた。

勝負に敗れはしたが「背中は見えてきている。高い意識で練習していきたい」と砂間。世界の舞台での雪辱を誓った。

毎日新聞より

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