2019年4月5日(金曜日)09時10分 配信
◆第95回競泳日本選手権第3日(4日、東京・辰巳国際水泳場)
山形県出身の小関也朱篤(やすひろ、27)=ミキハウス=は男子50メートル平泳ぎ決勝に臨み、27秒01で3連覇を達成した。今大会、同100メートルに続く2冠となったが、自身の持つ日本記録(26秒94)は更新できなかった。世界選手権(7月・韓国)の派遣標準(26秒85)に及ばず、代表内定を決められなかった。同200メートル(6、7日)で納得の泳ぎを目指す。
小関は50メートル平泳ぎ3連覇達成にも満足感はまったくなかった。「日本新記録を狙っていた分、物足りなさはあります」と悔しさの方が勝っていた。
6連覇した3日の同100メートルに続き、表情はさえなかった。「泳ぎと自分の感覚は間違いなくいいもの」としながらも「練習が積めてきたという自信が、逆に力みになってしまっているのかもしれない」と分析。それでも「昨日(3日)より今日の方がいい」と前進していることを強調した。
3年連続3冠がかかる同200メートルでは、世界記録保持者の渡辺一平(22)=トヨタ自動車=との対決に注目が集まる。「一平の調子がいいみたいなので、(6日の)予選、準決勝と泳いでみて、(7日の)決勝のレースプランを考えたい」と小関。「気持ちを切り替えていかなければいけない」と自らを奮い立たせた。
スポーツ報知より