2019年4月2日(火曜日)09時29分 配信
5月からの新元号「令和」が発表された1日、競泳の世界選手権(7月・韓国)の代表選考会を兼ねた日本選手権の公式練習が東京辰巳国際水泳場で行われた。選手は平成最後の日本選手権へ向けた意気込みを語ると同時に、新元号にも言及した。
東京五輪で金メダルを目指す瀬戸大也(24)=ANA=は「元号が変わると言うことで、今年は自分の競技人生の中でもキーポイントになる。心機一転頑張りたい」と気合十分。「世界選手権でチェース(・カリシュ)に勝てば、東京五輪でも絶対に負けない。今年は世界王者を奪還して突っ走りたい。夢の五輪が来年なので、令和2年。(令和で)すぐに大きな花を咲かせたい。まずは令和元年、何をすべきかは分かっているので」と力強く話した。
平成2年生まれの入江陵介(29)=イトマン東進=は「僕が平成生まれで初めて日本代表に入った」と、16歳だった06年の初代表入りを振り返り「令和2年が東京五輪。大きな花を咲かせられるように日本選手団一丸となってやっていきたい」と、年長者としての自覚を示した。
17年世界選手権女子200メートル個人メドレー銀メダルの大橋悠依(23)=イトマン東進=は「そのうち平成生まれが(若い人に)『平成生まれなんだあ』と言われるようになるのかな」と不思議そうに話し「早く元号に慣れたいです。あと1年で東京五輪なので、大きな花を咲かせたい」とも語った。漢字の中に「令」の字が入る青木玲緒樹(24)=ミズノ=は苦笑いを浮かべながらも「頑張ります」と意気込んだ。
デイリーより