瀬戸大也、短水路世界新で世界選手権初Ｖ　世界短水路２００Ｍバタフライ

2018年12月12日（水曜日）09時19分 配信

２５メートルプールで争う競泳の世界短水路選手権は１１日、中国の杭州で開幕し、男子２００メートルバタフライは瀬戸大也（ＡＮＡ）が１分４８秒２４の短水路世界新記録で初優勝した。女子５０メートル平泳ぎ予選で寺村美穂（セントラルスポーツ）が３０秒２０の短水路日本新記録を出し、男子４００メートルリレー決勝で日本の第１泳者、中村克（イトマン東進）は１００メートル自由形の短水路日本新記録の４６秒２２をマークした。

瀬戸は「焦らず、でも積極的に」と短水路世界記録のペースを大幅に上回るスピードで入り、終盤まで勢いを保った。レクロー（南アフリカ）との一騎打ちを制すと、コースロープにまたがって雄たけびを上げ「短水路とはいえ、誰も成し遂げたことがない記録を出せたのはすごくうれしい」と爽快感に浸った。

梅原コーチは最近の瀬戸のバタフライについて「力を出さなくてもタイムが出ている」と語る。昨冬から今年春ごろまで低調だったが、キックのタイミングの微調整を重ねて持ち味の軽やかな泳ぎを取り戻した。１５日には４連覇を目指す４００メートル個人メドレーが控える。「本命種目でも世界新を出して自信をつけたい」と決戦を見据えた。

スポーツ報知より