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池江、自身超え日本新記録更新 「プラン通り」

2018年11月19日(月曜日)10時02分 配信

「競泳・北島康介杯」(18日、東京辰巳国際水泳場)

女子100メートル自由形決勝で、アジア大会6冠の池江璃花子(18)=ルネサンス=が52秒79をマークし、自身の持つ日本記録を0秒24更新して優勝した。男子400メートル自由形は、高校3年の吉田啓祐(18)=日大豊山高=が3分48秒51で、日本記録保持者の萩野公介(ブリヂストン)を抑えて優勝した。男子200メートル個人メドレーは萩野が1分59秒04で制した。

本調子でなくても「ここだ」と決めたレースで狙い通りの快記録をたたき出す-。強化の時期にもかかわらず、池江が真骨頂を発揮した。「しっかりプラン通り泳げたのがよかった」。自賛したように、75メートルまでは「80%くらい」の泳ぎで力を温存。ラストスパートで一気に突き抜けた。

前日の800メートル自由形では最下位に終わり、専門外とはいえ落胆した。しかし、引きずっても意味はない。指導する三木二郎コーチは「忘れろ」と声を掛け、夜に食事に行った際も“反省会”は5分で切り上げた。「あとは楽しいことを話した。頭の切り替えができる子なので、そういう長所は伸ばしてあげたい」と目尻を下げた。

東京五輪に向けて、本命の100メートルバタフライではメダルを射程に捉えているが、100メートル自由形でも今季8位を記録。世界大会の決勝レベルに到達した。「トップと離されていたけど確実に近づけたかなと思う。リレーにも絡んでくるので、これからも自分の役割を果たせるような記録を出したい」。エースの責任感が言葉にもしっかりと表れた。

デイリースポーツより

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