2018年10月9日(火曜日)16時55分 配信
競泳男子の瀬戸大也(24=ANA)が25メートルプールで争う12月の世界短水路選手権(3~8日、中国・杭州)400メートル個人メドレーでの世界記録樹立と4連覇を目標に掲げた。8日に欧州遠征から帰国。成田空港で取材に応じ「(世界短水路選手権の)目標は世界新記録での4連覇。ここから2カ月ぐらいしっかりトレーニングして、今年こそは短水路で世界記録を樹立したい。目標の記録を、しっかり視野に入れて調整したい」と力を込めた。
欧州遠征では短水路W杯のアイントフォーヘン大会(9月28~30日)とブダペスト大会(4~6日)に出場。オフ明けの初戦となったアイントフォーヘン大会では200メートルと400メートルの個人メドレーで優勝した。体調を崩して臨んだブダペスト大会は、不本意なタイムながら400メートル個人メドレーで優勝。「初戦(アイントフォーヘン)でかなりタイムが良かったので2戦目もタイムを狙っていったんですが、体調を崩してしまった。ブダペスト大会までの期間は寝込んでしまって、ブダペストはボロボロだった」と振り返った。
オフ中の9月16日には課題の下半身強化を兼ねて人生初のトライロン大会に出場した。スイム・バイク・ランの3種目で計51・5キロを競うオリンピック・ディスタンスと呼ばれる規格で、参加636人中93位の成績。「バイクからのランがきつい。バイクで40キロこいだ後の10キロの走りは、最初の2キロで心が折れそうでした。両足をつっていたので。バイクで女性に抜かれた時は“マジかよ。俺、弱っ”と思いました」と苦笑いした。
次のレースは短水路世界選手権の日本代表選考会(27~28日、辰巳)で、400メートル個人メドレーと200メートルバタフライに出場する予定。「種目を絞って集中してトレーニングしたい。W杯では世界記録を意識した泳ぎができていたので、世界短水路に向けて良い手応えは感じている」と前を向いた。
スポニチアネックスより