オーストラリア水泳連盟の飛び込み競技ナショナルチームが２４日、金沢プールで強化合宿を始めた。２０２０年東京五輪に向けた練習の一環で、世界トップクラスとされる同国の選手２１人が競技力アップを目指して練習に励む。２５日は山野之義市長が選手を激励した。

五輪に向けて金沢プールで合宿した海外のナショナルチームはフランスに続いて２カ国目。合宿には２０１６年リオデジャネイロ五輪女子シンクロ板飛び込みで銅メダルを獲得したペアをはじめ、スタッフ１１人が参加している。日本代表チームの金戸恵太コーチがスタッフとして同行した。

全国でも数少ないシンクロダイビングに対応する飛び込み台があるなど、充実した設備が評価され合宿先に選ばれた。スティーブ・フォーリー総監督は「金沢プールは世界でも有数の素晴らしい施設だ。世界選手権や五輪の前などあと２、３回は来たい」と話した。

選手の近くでは、地元の「いいね金澤ダイビングクラブ」の小中学生も練習し、華麗な技に驚いていた。合宿の練習は２６日も行われ、一般見学できる。２７日は次の合宿地の新潟県長岡市へ移動する。