2018年9月13日(木曜日)08時10分 配信
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が12日、五輪水泳の詳細な日程を発表。開会式翌日の7月25日に始まる競泳では、8月の女子でジャカルタ・アジア大会6冠の池江璃花子(18)=ルネサンス=が最も得意とする女子100メートルバタフライ予選が、初日に行われることが決まった。競技は9日間行われ、タフネススイマーが毎日レースに出場する可能性もある。
東京五輪の競泳はエースの池江で幕開けだ。日本のお家芸は序盤にメダル有望種目の実施が決まった。この夏の主役となったアジア大会6冠のスイマーが、競技初日に得意の100メートルバタフライ予選で先陣を切る。
日程を発表した大会組織委員会の室伏広治スポーツディレクター(43)は「選手のコンディションや調整のために(発表は)できるだけ早くということだった」と、他競技よりも早い詳細な日程の決定理由を説明した。
7月中旬には、他競技の日程の大枠が決まっていた。種目数の多い水泳の発表は後れを取った半面、これで詳細な競技開始時間まで決定。複数種目のエントリーをにらむ池江のような選手が、メダルを狙って調整に励みやすくする狙いがある。
競泳の予選は午後7時から9時半まで、準決勝と決勝は午前10時半から12時半までを予定する。大会組織委や国際連盟は、決勝時刻は夕方から夜を希望していたが、巨額の放送権料を支払う米テレビ局の意向を反映。7月の時点で異例の午前実施が決まっていた。
池江は8月のパンパシフィック選手権で8種目12レース、アジア大会でも8種目13レースを泳ぎ切った。2大会で出場した種目を東京五輪の日程に当てはめれば、9日の競技期間で毎日登場する可能性もある。
パンパシフィック選手権で金メダルを獲得した100メートルバタフライが本命だ。東京五輪では競技3日目の7月27日が決勝レース。表彰台を勝ち取り、トビウオジャパンにメダルラッシュを呼ぶ。
サンケイスポーツより