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<アジア大会>池江100バタで金4個目 800リレーは銀

2018年8月22日(水曜日)08時51分 配信

ジャカルタ・アジア大会は第4日の21日、競泳女子100メートルバタフライ決勝で、今季世界最速タイムを持つ18歳の池江璃花子(ルネサンス)が56秒30の大会新記録で優勝して、今大会4個目の金メダルを獲得した。池江は続く女子800メートルリレー決勝にも出場して銀メダルだった。

この日を含め、今月のパンパシフィック選手権からの20レースを終えた池江は、さすがに疲労の色を浮かべたが「思ったより体は動いた」と100メートルバタフライのレースを振り返った。前半は抑え、後半から徐々にテンポを上げて、最後は後続を完全に振り切った。過去に2人しかいない55秒台への突入こそならなかったが、「プラン通り良いレースができた」とうなずいた。

最も思い入れの強い種目が100メートルバタフライだ。5月から指導する三木二郎コーチと初めて対面したとき、真っ先に「私は(世界記録保持者の)サラ・ショーストロム選手に勝てますか」と尋ねた。三木コーチは「競泳に対してぶれない気持ちを持っている」と驚かされ、「あなた次第だよ」と返した。

記録向上と最大のライバルにいかに勝つか。今大会は連戦で、それをテーマにして2年後の東京五輪を見据える。レベルの高い記録で常に泳げるようになることで、五輪で予選、準決勝を危なげなくクリアして決勝へと進んでいくためだ。

今季は100メートルバタフライでは負けなし。「あとは冬の強化をして、来年の世界選手権でサラ選手にいかに追いつけるか」と次を見据えた。タフなレースを繰り返す高校3年生はたくましい。【村上正】

毎日新聞より

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