2012年4月3日(火曜日)14時52分 配信
二日目の予選の総括レポートです。
昨日の興奮冷めやらぬ中、朝のウォーミングアップが行われており緊張感が伝わってきました。
男子200M自由形:
決勝レースで上位4名の合計タイムが 「7分13秒57」 を突破すれば800Mフリーリレー代表内定です。
平均タイムであれば約1分48秒25で、かなり高い記録を4人で突破しなければいけません。
予選レースを見る限りでは松田選手(コスモス薬品)・小堀選手(能美SC)・日原選手(あかやまSS)は余裕持っての準決勝進出で
まだまだ記録を上げてくる感じがしますが、残念ながら有力選手の日高選手(中京大)・葛原選手(セントラル東戸塚)が予選落ちの波乱もありました。
そうなってくると4枚目の代表切符を誰が勝ち取るのかと非常に楽しみになってきます。
奥村選手(イトマン)・内田選手(群馬ヤクルト)・外舘選手(イトマン)などが有力ではないでしょうか?
しかし、まだ準決勝・決勝とあるので全く予測は付きませんが、選手皆さんにベスト記録を期待したいです。
女子200M自由形:
男子と同じく 「7分56秒26」 を4名の力で突破しなければいけません。
一人平均は約1分59秒06です。
予選を見る限りは上田選手(キッコーマン)・伊藤選手(セントラル)は盤石の強さを感じます。
これも男子同様に3番手・4番手争いに注目が集まります。
松本選手(日体大)・五十嵐選手(横浜サクラ)が続いていますが、高野選手(イトマン)・山口選手(イトマン)も狙える位置です。
しかし、上田・伊藤両選手に続く選手が2分の壁を突破出来るかがカギになりそうです。
女子100M平泳ぎ:
鈴木選手(山梨学院大)は圧巻の強さでしたが、逆に今大会注目の渡部香生子選手(JSS立石)が、かなり元気がありませんでした。
スタートから出遅れてしまい、今までの彼女ならばあっと言う間に追いつくのですが差が開く一方で準決勝での立て直しが出来るのか少し不安になります。
逆に田村菜々香選手(きらら山口)が昨年までの不調が嘘のようなレースを展開。
この大一番でのベテラン復活は若手選手にとっては脅威になるでしょう。
男子100M背泳ぎ:
何と言っても入江陵介選手(イトマン東進)が予選から余裕レースでしたが記録見れば派遣標準突破するという圧倒的な強さを魅せ付けていました。
逆に古賀選手(第一三共)が非常に心配で、準決勝での立て直しが五輪切符取得に鍵になりそうです。
派遣標準記録が 「54秒09」 と非常に高く、その他選手が53秒台で泳いでくるのか、今から準決勝が楽しみです。
以上、SWIM-TV現地特派員でした。
オリンピック派遣標準記録一覧表:
swim-tv.jp/wp/wp-content/uploads/2012/03/time-pdf_london.pdf