2018年5月25日(金曜日)10時47分 配信
<競泳:ジャパンオープン>◇24日◇東京辰巳国際水泳場◇女子50メートルバタフライ決勝
池江璃花子(17=ルネサンス亀戸)が、新コーチとの初戦でいきなり日本新記録を出した。5月から新コーチで五輪2大会出場の三木二郎氏(30)の指導を受けて、スタートを改善。自身の記録を0秒18更新する25秒25で優勝した。非五輪種目ではあるが、昨夏の世界選手権ブダペスト大会で銀メダル相当の好記録で新コーチとの初陣を飾った。
スタート台を蹴った池江が、体をまっすぐ伸ばしたまま入水した。浮き上がってすぐに先頭。後続を引き離し、呼吸1回を入れた。ノーブレス(息継ぎなし)を封印し25秒25。50メートル種目で0秒18と大幅に記録更新。「びっくりした。記録が出ても0秒01ぐらいかと思った」。4月の日本選手権で樹立した記録をまたもや更新。1日1種目の日程に「新鮮な気持ちで臨めた」。
三木コーチと取り組んだスタートの改善が生きた。これまで飛び出した瞬間、顔を上げて水面を見ていたが、新コーチから「(視線が)前を向きすぎると力が上の方向にいく。なるべく前を向かずに水平姿勢を保つ」とアドバイス。「スタート練習も細かくやりました」と池江。新コーチとの初陣を最高の形で飾って「(三木コーチが)喜んでくださったのでよかった」と笑顔。
日刊スポーツより