2018年4月9日(月曜日)12時30分 配信
フィギュアスケート世界選手権女子銀メダリストの樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)が8日、親友の池江璃花子(17=ルネサンス亀戸)の応援のため、競泳日本選手権の会場辰巳国際水泳場に駆けつけた。
池江の100メートル自由形、50メートルバタフライ2種目の日本記録達成を生観戦。「感動して、1種目目で泣きました」と明かした。
この日は横浜で12時から行われたアイスショー「スターズ・オン・アイス」に出演後、辰巳に「秒(速)で、来ました」。急いで移動し、午後4時40分スタートの池江の100メートル自由形決勝に間に合った。会場に来る前にはLINEでやりとり。『きょう行けるよー。がんばってねー』(樋口)。『それはうれしい。がんばる』(池江)。会場では、客席から「りかこー」と何度も呼びかけ、エールを送った。
樋口と池江の出会いは、昨年春。都内の国立スポーツ科学センターのお風呂の中だった。その場ですぐに連絡先を交換し、以来2人で時間を見つけて遊びにいくなど急速に仲を深めてきた。昨年12月、都内で行われた平昌五輪選考会のフィギュアスケート全日本選手権には、池江が観戦に訪れた。樋口は、代表落選が決まると池江のもとへ。「これで終わりじゃない」と励まされていた。
これが初の競泳観戦。「毎回毎回大きい大会で記録を更新し続けて、それでも満足しないで頑張り続けるところがすごい」と、無二の友人からフィギュアスケートにつながる教訓を得た。
日刊スポーツより