2016年10月26日(水曜日)08時58分 配信
競泳・W杯東京大会第1日(25日、東京辰巳国際水泳場)短水路(25メートルプール)で争う大会が開幕。18種目で決勝が行われた。リオデジャネイロ五輪の女子100メートルバタフライで5位の池江璃花子(16)=東京・ルネサンス亀戸=が今季の主要大会の初戦に臨み、この日出場した2種目で決勝に進出。両種目で日本新を狙ったが、100メートルバタフライは自己ベストながら56秒42で4位、50メートル自由形は日本勢で唯一、決勝に残ったものの、24秒61で6位に終わった。
ゴールして電光掲示板を見つめた池江が、悔しそうに下を向いた。日本新を目指して臨んだ100メートルバタフライは、自己ベストをマークしたものの日本記録には0秒33届かず4位に終わった。
「日本新を出したいと思っていたし、表彰台には絶対に乗りたいと思っていた。本当に悔しかった」
今大会では出場全5種目での自己ベスト更新と日本記録樹立を目標に掲げたが、1種目から悔しい結果となった。その後の50メートル自由形は、日本勢ではただ一人決勝に進出したが、0秒39日本記録には届かなかった。
12月には自身初となるメキシコでの高地合宿に挑む。日本新を連発し5位に入賞したリオデジャネイロ五輪は過去。さまざまな経験を糧に、池江が東京で大きく羽ばたく。
サンケイスポーツより