2016年8月5日(金曜日)12時47分 配信
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4日、ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、リオデジャネイロ五輪への出場が認められていなかった競泳女子のユリア・エフィモワの異議を一部認めた。この結果、エフィモワは五輪に出場できる可能性が出てきた。
エフィモワは禁止薬物アナボリック・ステロイドに陽性反応を示し、国際水泳連盟(FINA)に2013年10月から15年2月までの出場停止処分を科された。
国際オリンピック委員会(IOC)は組織的ドーピングが問題になっているロシアに対し、過去にドーピングで制裁を受けた選手の出場を認めないという規定を設けたため、エフィモワは五輪出場の道を絶たれていたが、CASはIOCの決定について、1度のドーピング違反で処罰を2度与えることになり「法的拘束力はない」と判断した。
FINAが認めれば、エフィモワは五輪に出場できる。
ロイターより