2016年6月23日(木曜日)17時59分 配信
競泳の元韓国代表パク・テファン(26、朴泰桓)が2016リオ五輪出場と関連し国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)控訴とは別に韓国国内の裁判所に仮処分を申請した。
パク・テファン側は23日午後、ソウル・中区(チュング)法務法人クァンジャンで記者会見を開き「きょうソウル東部地方裁判所にCAS暫定処分が下された場合、その決定に従ってパク・テファンが国家代表として出場できることを一時的に定めてほしいという仮処分申請書を提出する」と述べた。
まだCASの決定が出ていないが、仮処分を申請したのは体育会が手続きを延ばそうをする動きを見せていると判断したためだ。
パク・テファン側は去る21日、迅速な手続きにより来月5日までCASに暫定処分を下してほしいと要請した。
法務法人クァンジャンのイム・ソンウ弁護士は「体育会に迅速な手続きに合意することを正式に要請した。しかし、体育会はCASが要求した日程を無視し、無応答で一貫しているため、仲裁手続きを延ばそうと試みている」と説明した。
イム弁護士は「暫定処分は迅速な手続きによる両者の同意がなければ成立しないため、体育会の遅延戦略で判定が下すことができない状況」とし「来る7月18日のリオ五輪最終エントリーが確定する前に、パク・テファンの権利の救済を受けるため国内の裁判所に仮処分を申請することになった」と伝えた。
去る16日、大韓体育会が第3次理事会結果、国家代表選抜規定を存続することに最終決定し、パク・テファンのリオ五輪出場は不可能となった。
この日すぐに所属事務所はCASに仲裁手続きを再開してほしいと要請した。パク・テファン側はことし4月26日、CASに仲裁申請をした後、体育会の肯定的な立場変化を願って保留にしていたが、体育会が既存の立場を固守したことにより仲裁手続きを踏むことにした。
WoW!Koreaより