2016年3月25日(金曜日)18時47分 配信
世界反ドーピング機関(WADA)は24日、中国競泳界が来月の五輪予選を前に、禁止薬物への陽性反応を隠ぺいした疑いについて、調査すると発表した。
英タイムズ紙は内部告発者からの情報として、昨年10月に2件、年末年始に3件の陽性反応があったものの、騒ぎを回避するためにもみ消されたと報道。WADAは「これらの疑惑は深刻なもので、さらなる検査が必要」との声明を発表した。
タイムズ紙への告発者は、国の監視システムの存在により、WADAに報告できなかったと話している。WADAは同紙からの情報をもとに調査を行うとし、告発者がコンタクトを取りやすくなるように努めるとも述べた。
ロイターより