2015年10月18日(日曜日)11時00分 配信
大分県の「シンフロ」動画が話題を呼んでいる。「おんせん県おおいた」としての認知度を高めようと、今月5日にインターネット動画サイトに温泉でシンクロナイズドスイミングをする動画を公開。SNSなどで一気に広まり、同県によると公開から10日で60万回以上再生された。
制作した大分県関係者によると演技したのはシドニー五輪銀メダリストの藤井来夏さんが率いるチームのメンバーたち。オファーしたところ快く承諾。撮影は今年8~9月に県内11カ所の温泉で行われ、熱さからのぼせかけるメンバーもいたが藤井さんらは「いろんな温泉に入れて肌がつるつるになった」と前向きに取り組んだという。
同県は2019年ラグビーW杯の開催地で、スポーツの盛り上がり、海外の人が見てもわかりやすいことやインパクトなどを考慮して「シンフロ」に決めた。BGMには同県出身の作曲家、滝廉太郎の名曲「花」をアレンジした曲を使用し、県の特産品のかぼすや豊後牛などをイメージした振り付けも取り入れている。反響は大きく、県には「ポスターをください」「温泉に入りたくなった」などの声が全国各地から寄せられているという。
県の調査で「おんせん県おおいた」の認知度が低かった関西の2府4県では2分半の動画を30秒にしたCMを今月6日から26日まで放送している。県関係者は「再生回数100万回を目指している。多くの人が大分に関心を持ってくれたら」と意気込む。
しかし、実際に温泉でシンクロをやっては迷惑。動画の最後には「マネはしないでください」と忠告も忘れていない。
動画:【おんせん県】「シンフロ」篇 フルバージョン
日刊スポーツより