2015年10月28日(水曜日)09時10分 配信
競泳・W杯東京大会」(28日開幕、辰巳国際水泳場)
5大会連続の五輪出場を目指す北島康介(33)=日本コカ・コーラ=は開幕前日の27日、会場のエアウィーヴ特設ブースで質疑応答を行い、来年4月のリオデジャネイロ五輪代表選考会に向けた再スタートとなるレースに「波に乗れるきっかけにしたい」と意気込んだ。
5度目の五輪出場を目指し、来春の一発勝負にかける競泳界の“ミスター五輪”。勝負のシーズンのスタートとなるが、練習による疲れで大会直前に体調を崩した。「先週(練習を)頑張ったんですけど、その分、体に正直に出てくる」。9月に33歳になり、若い頃に比べ疲労が取れにくい。それでも「いいところも悪いところもすべて受け入れてやっていく」と達観。精いっぱいの泳ぎを続けることが、大一番での爆発力につながることを知っている。
8月以来のレースとなる今大会は平泳ぎ3種目にエントリー。この時期の長水路レースは異例だが、「五輪イヤーなので休んでられない。何とか決勝に残れるように」と気を吐いた。「レースよりもこれからの練習の方が大事。自分の課題を見つける上でも気合を入れる」。33歳の目はまだ死んでいない。
デイリースポーツより