2015年5月14日(木曜日)08時37分 配信
12日付の韓国紙・スポーツ朝鮮によると、ドーピング違反で韓国競泳界から締め出しを食らっている競泳男子の朴泰桓(パク・テファン)が、25メートルしかない公共プールで練習を再開した。12日付で網易体育が伝えた。
08年北京五輪の金メダリストである朴泰桓。次のリオ五輪での金メダルを目指し、早々に練習を再開させたいところだが、50メートルプールは国内クラブがほぼ独占しており、使わせてもらえない状況。18カ月の出場停止期間が開けるまで、海外での練習もかなわない。
それでも、このまま練習しなければ、感覚が鈍ってしまう恐れがある。コースもない公共プールで1人、黙々と練習に励んでいるという。韓国メディア・newdailyは「朴泰桓が20年東京五輪を目指している可能性」を指摘し、北京五輪で金メダルを獲得した時の盧民相コーチのもとに戻ったとも伝えている。
朴泰桓は昨年秋に行われた国際水連(FINA)のドーピング検査で陽性反応を示し、3月の公聴会で18カ月の出場停止処分を受けた。これに加え、韓国国内の規定により、19年3月まで韓国代表として国際試合に出場することを禁じられている。