2015年4月22日(水曜日)09時03分 配信
競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介(32)=日本コカ・コーラ=に、6月に行われる欧州グランプリ(GP)の大会側から招待状が送られていたことが21日、分かった。16年リオデジャネイロ五輪に向けて現役続行を決めた北島は今後、5月22日開幕のジャパンオープン(辰巳)を含めて再始動のレースを決定する。
欧州GPは、3つの国際大会のシリーズで、今年は6月6日開幕のフランス・カネからスペイン・バルセロナ、モナコで2日ずつ転戦。例年、夏の国際大会に合わせて、日本代表が調子を上げる場になっている。今年の大会は、世界選手権(7月24日開幕、ロシア・カザニ)の代表入りを逃した北島や、200メートルバタフライで五輪2大会連続銅メダルの松田丈志(30)=セガサミー=ら実績のある選手に対しても、日本水連に招待状が届いたという。
北島は直近では、08年北京五輪後の休養から復帰した10年に同GPに参戦した。3大会7レースで4つの優勝をつかみ、8月のパンパシフィック選手権で2冠に輝いている。
今月8日の日本選手権(東京・辰巳)100メートル平泳ぎで3位に終わった後、17日から練習を再開した。ジャパンオープンの出場は5月1日に締め切られるが、関係者は「欧州GPも含めて、これから決めていくことになる」と話した。「最後の五輪挑戦になると思う」と覚悟を決めた北島の再起戦。欧州からもラブコールが送られるほど注目のレースになってきた。
スポーツ報知より