2015年4月9日(木曜日)08時54分 配信
競泳 日本選手権(8日・辰巳国際水泳場)
役者がそろった男子100メートル平泳ぎを制したのは、日本ランク1位の本命だった。小関が連覇を達成し「接戦になることはわかっていたけど、負けるわけにはいかなかった」。今年世界2位の59秒73のタイムで、初の世界選手権出場を決めた。
北島と立石の両ベテランに挟まれた。得意のスタートはうまく切ったが、両隣が離れない。焦った。「自分は場数が少ないし、気持ちが押された面はあったかもしれない。2人の集中力はすごかった。あの2人に勝てたことはうれしい」。気おされながらも、最後までリードを許さなかった。
新婚パワーをさく裂させた。昨年11月に同い年の一般女性と結婚し「支えてもらっています」。ロールキャベツが得意料理という愛妻のサポートを受け、以前より体調管理が出来ている。昨年のアジア大会では体重が84キロまで増え、100メートルは銀メダル、200メートルは銅メダルに終わったが、最近は79~80キロを維持できている。
中学時代は1日に牛乳4リットルを飲み干した。日体大時代は4合の米をペロリと食べた188センチの大型スイマー。「世界水泳では59秒前半を出してメダルに絡みたい」。初の大舞台でビッグな結果を勝ちとる。
スポーツ報知より