2014年6月20日(金曜日)09時05分 配信
日本水泳連盟HPより
本日から始まった、ジャパンオープン2014(50m)。初日から日本記録コールが鳴り響きました。
女子100m平泳ぎで日本選手権の優勝したときの記録をさらに1秒近く縮め、1分05秒88の日本記録を樹立したのは、渡部香生子選手(JSS立石)。
前半からスピードのある鈴木聡美選手(ミキハウス)を抑え、後半も大きな泳ぎは崩れませんでした。「予選から良い感じで泳げていて、ベストが目標だったんですが、日本記録が出てビックリしました。でも、とてもうれしいです。前半も31秒前半で入ろうと思っていて、後半も粘れて完璧でした」と笑顔を見せました。
2位だった鈴木選手も記録は1分06秒48で、自身が持っていた日本記録に迫る泳ぎでしたが、「後半、焦ってしまったことが悔しい。ただ、6秒台が出せたことは自信につながります。これでさらに高い目標が立てられる」と前を向きます。
男子100m自由形は、元気な若手が優勝を飾りました。今年、大学1年生になったばかりの坂田怜央選手(イトマン近大)です。記録は49秒53で予選のタイムを下回りましたが「バタフライキックの練習を続けていて、それがうまくいったのは良かったです」と収穫があったと話しました。
萩野公介選手(東洋大)と瀬戸大也選手(JSS毛呂山)の一騎打ちとなった男子400m個人メドレーは、終始瀬戸選手がリードを保ち、記録は平凡ながら優勝しました。
「今回は勝とう、勝とうと思って臨んでいました。一度もリードを譲らずに勝てたことはうれしいですし、必ず夏につながる。世界を相手に、夏は良いレースができると思います」
明日は、女子200m自由形でのリレーの派遣標準記録を突破できるか。まだ竹村幸(イトマン)しか決定していない残りの枠を争う女子100m背泳ぎ。そして、惜しくもコンマ数秒で派遣標準記録を切れなかった山本耕平選手(ミズノ)の再挑戦に注目です。
リオデジャネイロ五輪への中間年となる今年は、ステップアップとして非常に重要な1年になることでしょう。2年後のリオデジャネイロ五輪、そして6年後の東京五輪に向けて羽ばたく選手たちに、熱いご声援をよろしくお願いいたします。