2014年5月20日(火曜日)08時43分 配信
2020年東京五輪・パラリンピックの選手団の事前合宿を誘致しようと、県は19日、プロジェクトチーム(PT)をスポーツ推進本部(本部長・井戸敏三知事)の下に設置した。合宿に適した県内の競技場や宿泊施設などを調査し、データーベースに整理してホームページなどで積極的な情報発信を行う。
PTは県教委の竹内弘明教育次長をトップとし、県と県教委のスポーツ、観光などの関係部局の課長を中心に構成。合宿先は五輪の組織委員会が各国と協議し、決定は大会直前になる見込みだが、PTは県のアピール態勢を早期に整える狙いがある。
井戸知事はこの日の定例会見で「兵庫で事前合宿した選手が活躍すれば、県内のスポーツ振興や観光客誘致にもつながる」と期待感を示した。
過去には、02年のサッカーワールドカップ(W杯)日韓共同開催大会で、デービッド・ベッカム選手が所属したイングランド代表チームが旧津名町(現淡路市)で合宿し、話題を呼んだ。
08年の北京五輪では、3カ国の競泳チームが尼崎市内で練習し、このうちチュニジアとジンバブエの選手が金メダルを獲得した。
産経新聞より