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第90回日本選手権水泳競技大会 第3日目

2014年4月13日(日曜日)08時40分 配信

日本水泳連盟HPより

 第3日目を迎えた第90回日本選手権水泳競技大会。昨日の2日目に続き、日本記録が2つ樹立されました。

 男子400m自由形の予選から好調な様子を見せていた萩野公介選手(東洋大)。決勝はどこまで記録を伸ばすのかに注目が集まりました。スタートから飛び出したのは、隣のコースを泳ぐ江原騎士選手(山梨学院大)。それについていく形で、萩野選手も前半から積極的なレースを展開します。200mを1分51秒50で回ると、300mまでは56秒97、ラスト100mは55秒43の後半200mを1分52秒40でまとめて、従来の記録を0秒92上回る3分43秒90の日本新記録を樹立しました。

 その40分後に迎えた200m個人メドレーでも、バタフライから飛び出してラップを奪うと、得意の背泳ぎでライバルの瀬戸大也選手(JSS毛呂山)を引き離し、1分55秒38で自身が持つ日本記録を更新しました。

 連日レースが続くなかでも「昨年の日本選手権、バルセロナ世界水泳で多種目に出場した経験が生きている。気持ち的にはとても余裕を持てています」と、多種目を戦うコツをつかみ始めている様子。「今日も課題だった前半から積極的にいくレースができているので、明日も楽しみです」と、最終日に残す200m背泳ぎに向けて気持ちを切り替えていました。

 女子は200mバタフライで、星奈津美選手(ミズノ)が「今年は5秒台」としていた目標を達成する、2分05秒98で優勝しました。「2月から取り組んだ前腕の強化が成果として出ていると思います。昨年越えられなかった6秒の壁を越えられたので良かった」。

 男子200mバタフライでは、萩野選手のライバル、瀬戸選手が登場。迎え撃つのは予選で「軽く泳いだのにベストだった」と絶好調の平井健太選手(セントラルスポーツ)。前半から積極的にレースを展開する平井選手に、瀬戸選手が身体半分でついてく展開。150mをターンしたところからスパートをかけた瀬戸選手がラスト25mで抜け出して、日本選手権での初優勝を飾りました。「タイムはまだまだで課題もありますが、表彰台の真ん中に立てたことはうれしい」と初優勝の喜びをかみしめていました。

 第90回日本選手権水泳競技大会も、とうとう明日が最終日。リオデジャネイロ五輪への中間年となる今年、ステップアップとして非常に重要な1年。2年後のリオデジャネイロ五輪、そして6年後の東京五輪に向けて羽ばたく選手たちに、引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。

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