2013年7月18日(木曜日)09時05分 配信
県富士水泳場(富士市大淵)が天井材落下事故で営業を中止し、水泳の県内主要大会にも影響が出ている。県中体連は17日、同水泳場で30~31日に開催予定だった県中学総体の競泳を26~27日に浜松市総合水泳場「トビオ」(同市西区)で実施すると決めた。県富士水泳場では8月21~23日に全国中学校体育大会競泳(=全中競泳)の開催予定もあり、本格的な水泳シーズンの到来と重なって起きた事故の対応に、関係者は追われている。
県富士水泳場の営業再開が見通せない中、全中競泳について県中体連は「あらゆる状況に備え、でき得る限りの準備を進める」(長沢滋文理事長)としている。県中体連と連携して大会を主管する県水泳連盟の鳥居裕史理事長は「厳しい予選を勝ち抜き、一生に一度の大会を目指す子供たちの夢をくじくことのないよう、円滑な開催を目指す」と話す。
県富士水泳場と同じ日本水泳連盟公認プールは県中部だと県立水泳場(静岡市葵区)があるが、一昨年秋の台風で屋根が破損し、改修作業中。当初から今回の全中の水泳飛び込み種目は県立水泳場で開催予定だが、施設の利用再開自体が8月中旬のため、ぎりぎりのタイミングになる。
県富士水泳場では全中競泳をはじめ、8月18日の県小学生水泳競技大会、9月の県高校新人大会、10月の静岡招待スプリント水泳なども予定されている。
国体東海ブロック大会県実行委員会は17日、県富士水泳場で20日に実施する予定だった水泳シンクロの会場を浜松市総合水泳場「トビオ」に変更すると発表した。
静岡新聞社より