2013年4月21日(日曜日)10時39分 配信
競泳の日本代表チームが20日、都内で練習を公開し、世界選手権(7月・バルセロナ)出場切符を勝ち取った北島康介(30)=日本コカ・コーラ=が、チーム最年長の自覚を見せた。平均年齢21・4歳のチームで挑む大会へ、「少しでもチームに貢献できるようにしたい」と力を込めた。
今月の日本選手権では、約3か月間の短い調整ながらの出場で、男子100メートル平泳ぎで優勝。レース直後は想像以上の結果に驚きを隠せなかった。しかし、「あそこで入ったのも自分の運命なのかなと受け入れることができた」と、ようやく闘志が湧いてきた様子だ。
1分00秒78の優勝タイムは日本水連が定める世界水泳への派遣標準記録に届かず、リレーでの選出。だが、本番では100メートルなどの個人種目の出場の可能性もある。「一発逆転じゃないけど、個人の成績も高い目標を定めて勝負できたらいい」。
今月中に渡米し、5月のジャパン・オープン(神奈川)の前まで、南カリフォルニア大(米国)のデービッド・セーロ・コーチの下で練習予定。北島が本番で結果を出せば、若手の台頭が著しい代表チームもさらに勢いづくはずだ。
スポーツ報知より