2013年4月13日(土曜日)09時52分 配信
「競泳日本選手権・第2日」(12日、ダイエープロビスフェニックスプール)
女子100メートル背泳ぎで、寺川綾(28)=ミズノ=が、銅メダルを獲得したロンドン五輪で出した日本記録に0秒01と迫る58秒84で優勝した。男子100メートル背泳ぎは、6種目にエントリーしている萩野公介(18)=東洋大=が、100メートル背泳ぎと200メートル自由形を制し、前日の400メートル個人メドレーと合わせて3冠を達成。男子50メートル平泳ぎで北島康介(30)=日本コカ・コーラ=は28秒05で5位に終わった。
電光掲示板の数字を確認した寺川は「あーっ」と声を上げ、ゴール板を3度たたいて悔しがった。自身の日本記録に100分の1秒及ばない58秒84。「日本新を狙っていたし、出せないコンディションでもなかった。あ~あ、って感じですね」。2位以下を大きく引き離しての快勝にも、ロンドン五輪時の己に負けたことが悔しかった。
ロンドンでは日本女子競泳史上、最年長の27歳でメダルを獲得。集大成として臨んだ大会だっただけに、一時は引退も考えた。「去年の今ごろ、もう日本選手権も出ないんだろうなと思っていた。でも、やっぱり泳ぐことが好きなので」と、現役続行を決めた。
世界選手権(7~8月、バルセロナ)の代表には内定しているものの、さらなる高みを目指すための再挑戦。バルセロナでは、昨夏の自身を超えてみせる。
デイリースポーツより