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平井コーチ、北島優勝に「勝ったのはさすが」

2013年4月12日(金曜日)08時57分 配信

 競泳の世界選手権選考会を兼ねた日本選手権が11日、新潟・長岡のダイエープロビスフェニックスプールで開幕し、男子400メートル個人メドレーでは、萩野康介(東洋大)が4分07秒61の日本新記録で優勝した。男子100メートル平泳ぎでは、北島康介(アクエリアス)が1分00秒78で勝った。平井伯昌コーチは、五輪後とあって好タイムが出ない展開にも「萩野の記録は良かった」と称賛。北島については「勝ったのはさすが」と話した。

 以下、平井コーチのコメント。

「(北京五輪翌年の)4年前は高速水着の影響もあって、まあまあの結果が出ていたけど、今回は五輪翌年の日本選手権だなと思った。記録に関しては萩野と塩浦(慎理)以外は物足りなかった。このあとの3日間は彼らの結果に刺激を受けて、多くの選手にいい結果を出してもらいたい。

 萩野のバタフライは強くなっている。(400メートル個人メドレーで)自己ベストを1秒以上も更新しているので、きつくなかったはずはない。予選はあまり頑張りすぎずにいこうと話していたが、ちょっと決勝は焦りがあったかな。瀬戸(大也)君のコーチは『こんなに最初から飛ばしていく萩野くんは見たことがない』と言っていた。瀬戸君のバタフライもそんなに速くなかった。どういう選手とレースをするのか、どういうことを目指していくのか。レースの展開というのがあるし、速い選手についていって、それで自分のペースが乱れてしまうのはあまり良くない。ベストが出て良かったと思うが、バタフライをもう少し軽く泳いだ方がいいと思う。

(北島の優勝について)康介が勝つとは2、3日前までは思わなかった。ここ2、3日で良くなってきた感じ。記録に関してはもう0.5秒くらいタイムはいいかなと思っていたし、もっとレベルを上げてほしいが、勝ったのはさすがだと思う。(山口は負けてショックを受けているが)どうしても焦ってしまうのかなという印象。国体で世界新を出してからはずっとこういうのが続いている。

 今回は派遣基準を切る選手が少なかった。五輪選手に新しい選手が勝っていかないといい記録が出ない。世代交代をしないといけないわけではないが、もう少し新しい選手に期待したいと思う。こうした状況の中で話は戻るが、萩野の記録は良かった。途中で独壇場になってしまったので2分6秒台はいかなかった。もっと競らないとやはり難しい。あと5種目あるし、明日も勝つつもりでいるが、種目が重なる明日は鬼門だと思う」

スポーツナビより

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