萩野、４００個人メドレーで「出てしまう」日本記録３秒更新だ！

2013年4月11日（木曜日）08時58分 配信

競泳日本選手権（新潟県長岡市・ダイエープロビスフェニックスプール）が１１日に開幕する。１０日は公式練習が行われ、昨年のロンドン五輪男子４００メートル個人メドレー銅メダルの萩野公介（１８）＝東洋大＝が１１日に出場する同種目で自身が持つ日本記録の大幅更新を誓った。ロンドン五輪でマークした４分８秒９４の日本記録を２～３秒更新が目標。今大会６種目にエントリーする萩野が大会初日から怪物ぶりを見せつける。

　大会を目前に控える１８歳は自信の塊だった。萩野は昨年のロンドン五輪では競泳初日の４００メートル個人メドレーで、自身の日本記録を１秒以上も短縮する４分８秒９４をマーク。あれから８か月、「４分６秒台を目標にしっかりがんばっていきたい。あわよくば５秒台も出てしまうと思う」。

　ロンドン五輪後、多くの選択肢の中から、日本代表ヘッドコーチの平井伯昌氏（４９）が水泳部監督に就任する東洋大進学を決断。北島康介ら数多くのトップ選手が所属する「チーム平井」で年明けから本格練習し、自信を深めてきた。今大会は自由形（２００メートル、４００メートル）と背泳ぎ（１００メートル、２００メートル）を含めて異例の６種目エントリー。その最初の種目で２～３秒の記録更新を見据える。

　目標は水泳界の怪物、Ｍ・フェルプス（米国）のように複数種目での活躍だ。今回はすでに世界選手権（７月開幕・スペイン）出場が内定している４００メートル個人メドレー以外も出場を狙う。五輪２大会連続２冠をやってのけた北島も「今までにない選手だと思うし、彼ならやってくれる」と絶賛。「ワクワクしている」と話した萩野が今大会の主役になる。

　◆競泳世界選手権代表選考　個人種目の代表は最大で２人まで選べる。原則として、日本選手権の決勝で日本水連が定めた派遣標準記録を突破し、２位以内に入った選手を代表とする。ただし、ロンドン五輪の個人種目でメダルを獲得した選手はその種目に限り、出場すれば最優先で選ぶ。枠が余れば別の基準で選考する場合もある。４００メートル、８００メートルリレーの代表は１００メートル、２００メートル自由形の結果で選考する。

スポーツ報知より