2013年4月8日(月曜日)10時07分 配信
競泳男子平泳ぎの五輪金メダリスト・北島康介(30)=日本コカ・コーラ=が7日、日本選手権(11日開幕、新潟・長岡市)を前に、世代交代の必要性を説いた。東洋大水泳部監督の平井伯昌氏(49)との師弟関係を復活させた2月から本格的な練習を再開したばかり。平井門下生になった200メートル世界記録保持者の山口観弘(18)=東洋大=ら若手に主役の座を譲る。
いまの立場は心得ている。東洋大総合スポーツセンターで行われた公開練習で、北島は一回り若い学生と泳ぎ込んだ。7月の世界選手権(バルセロナ)について正直な心境を明かした。
「本音を言えば、(自分は)行かなくていいと思う。若いやつがもっと経験を積んだ方がいい」
昨年9月に山口が200メートルで2分7秒01の世界記録を樹立するなど、後進が育っている。「成長を見守るのが楽しみ」。自身は日本選手権には50、100メートルに絞って出場。三十路の北島はじっくりと復活の階段を上がる。
サンケイスポーツより