2013年4月7日(日曜日)09時14分 配信
競泳男子200メートル平泳ぎ世界記録保持者の山口観弘(鹿児島・志布志高)、ロンドン五輪400メートル個混銅メダルの萩野公介(栃木・作新学院高)、同400メートル継7位の内田美希(群馬・関東学園大付高)の18歳トリオが6日、東京・日本武道館で行われた東洋大の入学式に出席した。日本代表ヘッドコーチの平井伯昌氏(49)が水泳部監督と山口が入学した法学部企業法学科の准教授に就任。3人が4年時に迎えるリオデジャネイロ五輪での金メダル獲得を最終目標に掲げた。
師弟ともども“VIP”待遇だった。新入生約7500人が出席し、父母を含め満員にふくれあがった日本武道館。新たに水泳部に加入した4人が壇上に招かれた。山口が世界記録保持者と紹介されると、どよめきが起きた。
「いちばん良い色のメダルを自分の首にかけられるようにしたい」
3年後のリオ五輪へ、注目を集める1年生に迷いはなかった。寮では萩野と同部屋に。文字どおり、4年間寝食をともにする。前夜は萩野のシャツにアイロンをかけるなど、早くもコンビ愛は抜群だ。頼れる“相棒”は、卒業後の海外水泳留学を見越し、文学部英語コミュニケーション学科に籍を置く。「文武両道が第一」とサラリと言ってのけた。
指揮を執る平井監督は、五輪平泳ぎ2大会連続2冠の北島康介を育てた名伯楽。「在学中に金メダル獲得を目指す」と腕をぶした。大学生としてのデビュー戦は7月の世界選手権(バルセロナ)代表選考を兼ねる日本選手権(11日開幕、新潟・長岡市)。ハイレベルな平井軍団の初陣に注目だ。
サンケイスポーツより