2013年3月31日(日曜日)10時04分 配信
スポーツを通じて知的障害者の自立や社会参加を促すNPO法人「スペシャルオリンピックス(SO)日本・熊本」(熊本市)は、設立20周年記念として、全国水泳競技大会を5月3~5日に熊本市南区のアクアドームくまもとで開催すると発表した。
同団体は1993年の設立。91年、米国ミネソタ州で開かれたSO大会の体操競技で熊本市の少女が銀メダルを獲得し、県内で支援の機運が高まったことがきっかけだった。
20周年の節目に、最も競技人口が多い水泳で大会を開くことを決定。自由形や平泳ぎのほか、水中歩行やビート板使用の自由形など計8種目に、全国から約500人が参加するという。
理事長を務める潮谷義子前知事は「大会を通じ、(健常者と障害者が)ともに生きていくとの思いを共有してくれたらうれしい」と話している。
大会運営では、選手団のサポートや会場設営などに延べ3000人のボランティアが必要。総事業費約2200万円の半分程度を募金や寄付でまかないたいと考えており、協力を求めている。問い合わせは事務局(096・288・2781)へ。
読売新聞より