2013年3月29日(金曜日)08時44分 配信
競泳の北島康介(30=日本コカ・コーラ)がトライアスロン界に進出する。北島が代表取締役を務める株式会社「IMPRINT」がトライアスロンの北京五輪代表、山本良介(33)と4月1日付で所属契約を結ぶことが28日、分かった。
山本はIMPRINTが運営するスイミングクラブ「KITAJIMAQUATICS(キタジマアクアティクス)」の所属第1号選手として、4月14日のW杯石垣島大会からレースに出場する。
北島が2年前に設立した同クラブは、都内のスポーツクラブや公営プールを拠点にして、子供からマスターズスイマーまでを指導している。競泳のトップ選手の育成が目的ではなく「きれいに泳ぐ」ことを教えている。
山本は高校まで競泳選手で、北島とは以前から親交があった。山本は前所属先との契約が3月末で満了することから、新たにトライアスロンやオープンウオーター(遠泳)の事業にも興味があった北島が声をかけた。「今後は山本選手の経験や知識を踏まえ、トライアスロンの普及やトライアスロンがもたらすライフスタイルの追求も行っていきたい」と北島。現役スイマーでありながらスイミングクラブ事業も展開する北島の夢は膨らむ。
◆山本 良介(やまもと・りょうすけ)1979年(昭54)5月17日、京都市生まれの33歳。向陽台高卒。幼稚園の頃に水泳を始め、小学生の時には全国大会に出場。高3でトライアスロンに転向。08年北京五輪30位。10年広州アジア大会銀メダル。1メートル78、68キロ。
スポニチアネックスより