2013年1月9日(水曜日)08時59分 配信
下村文部科学相は8日の閣議後の記者会見で、今月中旬をメドに発足させる安倍首相直属の教育再生のための有識者会議について、早稲田大学の鎌田薫総長や、アメリカンファミリー生命保険最高顧問の大竹美喜氏、シンクロナイズド・スイミングの五輪メダリストでスポーツコメンテーターの武田美保さんらをメンバーに起用する考えを表明した。
下村文科相は「安倍政権は経済再生と教育再生が二枚看板だ。5年、10年たったとき、今年が教育改革のスタートの年だったと評価されるよう取り組む」と語った。有識者会議は、第1次安倍内閣当時の2006年に設置した「教育再生会議」を事実上復活させるものだ。
今回の会議の名称は、「教育再生実行会議」とする方向で検討している。下村文科相によると、本部長の安倍首相以下、菅官房長官、下村文科相、官房副長官、自民、公明両党の国会議員1人ずつと、15人前後の有識者らがメンバーとなる。会議は、自民党が衆院選公約で掲げた項目について、通常国会会期末までをめどに、法改正も含む提言をまとめたいとしている。
読売新聞より