2013年1月8日(火曜日)08時54分 配信
2020年夏季五輪の東京招致委員会は7日、スイスのローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部に詳細な開催計画を記した立候補ファイル提出した。サッカー女子日本代表の澤穂希選手(INAC神戸)、パラリンピック競泳の鈴木孝幸選手(ゴールドウイン)が同行した。
同日が提出期限で、イスタンブール(トルコ)、マドリードも提出を済ませた。8日には国際的な宣伝活動も解禁され、9月7日のIOC総会(ブエノスアイレス)での開催都市決定に向け、招致レースが本格化する。
東京の立候補ファイルは英語と仏語で書かれ、計352ページ。開催理念や財政、輸送など14項目に分けて説明されており、選手村から半径8キロ圏内に大半の競技会場が含まれるコンパクトな計画であることなどを盛り込んだ。
招致委の水野正人専務理事は「東京の都市力は世界で冠たるもの。五輪を素晴らしいものにするために、東京が最もふさわしい」と述べ、澤選手は「これから8カ月、スポーツの素晴らしさを伝えていきたい」と話した。
招致委は8日に立候補ファイルの内容を公表し、10日にはロンドンで猪瀬直樹都知事らが記者会見を開く。IOCは今後、評価委員会が立候補ファイルを分析した上で、3月に各都市を視察し、評価報告書を作成する。
時事通信より