松田、久世コーチと涙のコンビ解消

2012年12月12日（水曜日）17時37分 配信

ロンドン五輪競泳男子２００メートルバタフライ銅メダルの松田丈志（２８）＝コスモス薬品＝が１１日、都内で会見し、現役続行を表明した。

　２４年間苦楽をともにした久世由美子コーチ（６５）との師弟関係を解消することも明らかにした松田は思い出を聞かれ、「何もないところからここまで来たので…」と話すのが精いっぱい。目を真っ赤にさせると隣に座った恩師のほほを涙が伝った。

　ビニールハウスのプールで有名な宮崎・延岡市の東海ＳＣで、久世コーチとの二人三脚で世界の頂点を目指してきた。銅メダルを獲得した北京五輪後、スポンサーが見つからず、“営業活動”をしたのは有名な話だ。３度目の五輪となったロンドンで、バタフライで銅、４００メートル混継では銀メダルを手にしたが、悲願の金メダルには届かなかった。

　今後は故郷の宮崎・延岡市から東京・北区の国立スポーツ科学センター（ＪＩＳＳ）へ活動拠点を移し、平泳ぎ２大会連続２冠の北島康介（３０）＝日本コカ・コーラ＝を育てた平井伯昌氏（４９）に師事する。

サンケイスポーツより